沖縄電力(浦添市、本永浩之社長)は31日、増収増益の2020年3月期第3四半期(4~12月)の連結決算(対象子会社12社)を発表した。
新電力などへの販売電力料や託送収益、子会社の外部向け売上高が増加したことで、売上高は前年同期比1・3%増の1609億7400万円となった。燃料費などは減少し、経常利益は同88・1%増の126億6100万円、純利益は同85・8%増の96億7800万円だった。
一方で、他社への切り替えなどにより、販売電力量の合計は前年同期に比べ2・1%減の57億8800万キロワット時だった。
通期の連結業績予想を見直し、公表時より他社販売電力料の減少が見込まれることなどから売上高を2054億円に下方修正し、燃料費などの減少により経常利益は83億円に上方修正した。純利益には変更はなく、通期では減収増益を見込んでいる。