第27回空手・古武道演武大会(全沖縄空手道連盟主催)が2日、沖縄県豊見城市の沖縄空手会館で行われた。剛柔流、上地流、少林寺流、沖縄拳法の4流派の垣根を越えた約400人が一堂に会し、それぞれの流派に伝わる伝統の型を披露した。
開会に先立ち、連盟の佐久川政信会長は「今後とも積極的に伝統空手の文化的価値を国内外に発信していきたい」とあいさつした。
玉城デニー知事が祝辞を寄せたほか、山川仁豊見城市長が今夏に開催される東京五輪の競技種目で空手が採用されていることに触れ、「空手競技の盛り上がりを願っている」と期待を寄せた。
大会では4流派の団体演武のほか、各地域の道場に通う門下生による集団演武が披露された。来場者は、幅広い世代の門下生が威勢の良い掛け声とともに繰り出す型の数々に、感嘆の声を上げた。