アグー原種50頭を離島に隔離 2月中旬までに開始 ワクチン接種を回避 本島の21万頭には接種


この記事を書いた人 問山栄恵
希少種のアグー(県提供)

  沖縄県内での豚熱(CSF)の感染拡大を受け畜産関係者などを集めた第2回県CSF防疫対策関係者会議が10日、県庁で開かれた。

  豚熱の感染から希少種「アグー」を守るため、アグー純粋豚を県内離島に隔離する方針を確認した。雄と雌それぞれ25頭ずつを隔離する方針で、ワクチン接種が始まる2月中旬までに移動を開始する。

  豚熱やアフリカ豚熱の感染からアグーを守り、隔離でワクチン接種を回避することで、ブランドイメージを維持することを目指す。

  豚熱感染拡大を防止するためのワクチンは、本島内を対象に実施する。豚熱が発生していない本島北部と南部から接種を始める。

  豚熱の感染を確認している中部は、ウイルスの除去を確認した後に接種を開始する。接種対象は21万2498頭になる見込み。【琉球新報電子版】

第2回県豚熱(CSF)防疫対策関係者会議であいさつする玉城デニー知事=10日午後2時、県庁