成果喜び 飛躍誓う 若衆芸術祭 表彰式


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若衆芸術祭の県知事賞を受賞した米須みこさん(前列左から3人目)と伊江里菜子さん(同2人目)、県教育長賞を受賞した神田結菜さん(同4人目)と末吉元気さん(同左端)。(後列左から)琉球新報賞の島袋桃香さん、長崎さくらさん、若衆大賞の池間恋来さん、喜屋武颯人さん、志良堂結さん=11日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 琉球芸能の次世代育成を図る第4回おきなわ伝統芸能「若衆芸術祭」(琉球新報社、沖縄芸能連盟主催)の表彰式が11日、那覇市泉崎の琉球新報ホールであった。県知事賞、県教育長賞、琉球新報賞、若衆大賞、選考委員長賞、若衆優秀賞、若衆奨励賞に選ばれた児童生徒に表彰状が手渡された。受賞者は喜びの表情で賞状を受け取り、さらに芸を磨くことを誓った。

 音楽部門で県知事賞を受賞した琉球箏曲興陽会米須幸子箏曲研究所の米須みこさん(上山中1年)は「一生懸命練習してきた成果があり良かった。さらに技術力を高め新人賞を目指したい」と笑顔を見せた。

 舞踊部門で県知事賞を受けた柳清本流紋園(あやぞの)好枝(よし)乃会宮平好枝(よしえ)・渡慶次葉末子(はずえ)琉舞研究所の伊江里菜子さん(首里中1年)は「素晴らしい賞を頂きうれしい。改善点も見つかったので新人賞の目標に向け気を引き締めて頑張りたい」と力を込めた。

 沖縄芸能連盟の安里ヒロ子会長は「皆さんのような若い人が沖縄の文化を盛り上げていく。今後も芸能をずっと続けてほしい」とエールを送った。国立劇場おきなわ芸術監督の嘉数道彦さんの講演もあった。

 同芸術祭は2019年12月28、29の両日、同ホールで開かれた。