くらし
ドクターのゆんたくひんたく

〈38〉在宅医療のすすめ 医療チーム 強い味方に

 病気になっても住み慣れた生活の場で安心して療養する。そんな思いをかなえる方法に在宅医療があります。在宅医療と言うと、医師が患者さんの自宅に出向いて診察する「往診」「訪問診療」が思い浮かぶと思いますが、かかりつけ医に通院しながら自宅で看護やリハビリテーションを受けるのも在宅医療の一つです。

 最近は歯科医師、薬剤師、栄養士、理学療法士、ケアマネジャー、ホームヘルパーなど、多くの方々が連携して患者さんのご自宅などを訪問し、チームで治療やケアを行う医療活動を、広い意味で在宅医療と呼ぶようになりました。

 在宅医療を受ける一番のメリットは、自宅で具合が悪くなった時の不安に応えてくれることです。自分で病院に行くのが難しくなると、体調が悪くなるたびに不安になって何度も救急車を呼んだり、逆に症状があっても我慢して病状を悪化させてしまったりすることもあります。

 医師の往診があれば、判断次第で専門医を紹介したり、必要な時には救急車を依頼したりする場合もありますが、ほとんどの場合、自宅に居ながら必要な治療が受けられます。

 訪問看護を受けていれば体調の悪化が急を要するのかどうか、通常の外来での診察で良いのか、かかりつけ医と連携して判断してもらうことができます。そして「最期は自宅で穏やかに迎えたい」との願いにも、在宅医療チームが強い味方になってくれます。

 今、沖縄では救急患者が急速に増え、救急医療現場は悲鳴を上げています。特に高齢者の受診が増えており、中には急を要しない軽症の方、早めに治療を始めていれば軽く済んだ方もおり、本人が望んでいない延命治療が行われる場合もあります。これらは在宅医療を受けていれば解決できる問題かもしれません。

 病状が重くなって体調が心配になったり、介護が必要で病院への通院が難しくなってきたりしたら、早めにかかりつけ医やケアマネジャー、所轄の地域包括支援センターに在宅医療について相談してください。

(喜納美津男、きなクリニック、内科)



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