沖縄県内で60代女性が新型コロナウイルスに感染したことが判明したことを受け、沖縄県は14日夕、緊急対策本部会議を県庁で開いた。会議冒頭、玉城デニー知事は「患者は現在、指定医療機関で治療を受けており、容態は安定している。接触者については保健所で調査を行い、健康観察をしている」と報告。その上で「県は全庁をあげて新型コロナウイルス感染症対策に取り組むとともに、厚労省や国立感染症研究所、県医師会と連携して、患者に対する医療提供体制の確保に万全を期したい」と述べ、県の取り組むを強化することを強調した。
知事は、感染が確認された60代女性のタクシー運転手が県南部保健所管内で2月5日よりせきなどの症状が出現し、12日に医療機関を受診したところ、肺炎の所見がみられた。その後、検査を実施し、遺伝子検査で感染が確定したという。
対策会議は冒頭のみ公開で、非公開で行われた。【琉球新報電子版】