【中部】第28回2020おきなわマラソン(主催・中部広域市町村圏事務組合、琉球新報社、沖縄テレビ放送、沖縄陸上競技協会、県総合運動公園指定管理者トラステック・ミズノ共同企業体)が16日午前9時、沖縄市の県総合運動公園を発着点に始まった。日本陸上競技連盟公認のフルマラソンや10キロロードレースに計1万4627人がエントリーしている。
ランナーは号砲とともに一斉に走り出し、暖かい日差しが注ぐ中部路を駆け抜けた。沿道では家族や地域住民、地元企業などのボランティアが声援を送った。
特別協賛はイオンモール沖縄ライカム、第一生命保険、オリオンビール、沖縄銀行、日本トランスオーシャン航空、沖縄コカ・コーラボトリングの各社。開会式で、大会実行委員会会長の桑江朝千夫沖縄市長は「日頃の練習の成果を発揮してほしい」とランナーを激励した。招待選手を代表して宮城壱成、岡本葉子の両選手が宣誓した。西原高校マーチングバンド部の演奏がランナーを鼓舞した。
県内で新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受け、実行委員会の主要運営スタッフやボランティアらはマスクを着用し、消毒ポイントを増設するなどして対応している。沿道で応援する人々や一部のランナーにも、マスクを着用した姿が見られた。
大会に合わせ、本島中部広域圏の多彩な食を味わえる第7回ちゅーぶクワッチーフェスタ(主催・同マラソン実行委員会)も県総合運動公園内で開かれている。【琉球新報電子版】