25日午後0時20分ごろ、沖縄県うるま市勝連平安名の平安名駐在所の電話から男性の声で「子どもを連れ去ろうかね」と県警に電話があった。うるま署が付近をパトロールしたが不審な人物は確認されなかった。この影響で市内の小中学校は授業を早めに切り上げるなどの対応に追われた。同署が受話器の指紋を採取するなどして調べを進めている。
うるま署によると、電話の声は高齢の男性のものとみられるという。この日は駐在員は休みだった。不測の事態に備え、地域住民が避難などに利用できるよう日頃から鍵は開けているという。
うるま市教育委員会は同日午後2時20分ごろ、地域の各学校へ注意喚起のファクスを送信。兼原小は緊急の全校集会で注意を呼び掛け、6校時の授業を切り上げて全児童を下校させた。勝連小や具志川中などでも授業を切り上げたり、部活動を取りやめたりするなどした。