オリックス・宮城大弥 古里に計90万円寄付


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松川正則市長(左端)や宜野湾市職員の激励を受け、ガッツポーズで新社会人としての飛躍を誓う宮城大弥さん(同4人目)=29日、宜野湾市役所

 【宜野湾】興南高校3年でプロ野球オリックス・バファローズに入団した宮城大弥さん(18)が卒業式を翌日に控えた29日、宜野湾市役所を訪れ、生まれ育った宜野湾市への恩返しとして市、市教育委員会、市社協にそれぞれ30万円を寄付した。記念品としてべっ甲とサンゴで作った宝船も市に贈呈した。

 「宜野湾市には本当にお世話になった」と繰り返し謝意を述べた宮城さん。寄付金は市の福祉向上や後輩のために使ってほしいと思いを託した。宮城さんは卒業式に参加するため宮崎県でのキャンプを早めに切り上げ、帰沖。この日は父・享さん(52)、母・礼子さん(51)と共に市役所を訪れた。

 球界が注目する豪腕ルーキーからの“志”を受け取った松川正則市長は「プロ野球選手として、新社会人として県民の期待に応えられるよう頑張ってほしい」とエールを送った。