【フランス】紅型壁紙 魅力欧州に 紅琉(宜野湾) 雑貨見本市出展


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壁紙をバックに笑顔を見せる下地秀樹さん、下地奈保子さん

 パリ郊外のヴィルパント国際展示場で、欧州最大のインテリア雑貨見本市、メゾン・エ・オブジェが1月17日から5日間、開催された。紅型を活用した雑貨などを製造するアラヤプランニング(宜野湾市)のオリジナルブランド「紅琉」の壁紙コレクションが注目を集めた。

 出展は今回で2回目。前回はキッチンアイテムを中心に展示し、商品も日本国内で販売しているアイテムをそのまま持って行ったが、サイズ感等、欧州のスタイルとはだいぶ異なったため難しい部分もあった。そのため、今回は欧州展開を視野に新規で壁紙を開発して展開した。代表の下地秀樹さん(46)と奈保子さん(45)夫妻の研究、開発のかいあって引き合いも多く、フランスでの代理店も決まり、イタリアやモナコの顧客と商談が始まっている。

顧客に対応する下地奈保子さん

 「紅琉」の立ち上げのきっかけは2006年。当時夫妻が一緒に暮らしていたゴールデンレトリバーの首輪とリードを作ったことが始まりだったという。楽しくなるモノ、うれしくなるモノ、贈りたくなるモノをこれからも作り続けていくつもりだ。

 下地さんは「今回の出展で南仏、モナコ、イタリア、スペイン等の暖かい地域の方に、好まれるデザインであることが明確になった。今後はこのような地域をターゲットに展開していきたい」語った。

(大城洋子通信員)