沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は2日、3~5月の入域観光客数の見込みを示す「OCVBおきなわ観光天気予報」を発表した。空路、海路ともに前年比89%以下の「雨」の見込みとなった。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受ける観光産業は、5月の大型連休まで1割以上の落ち込みが続く予想となり、影響の長期化に警戒感が強まっている。
空路は、昨年から続く日韓関係悪化による韓国路線の運休・減便に加え、中国や台湾、タイ路線の運休・減便も相次いでいる。学校の臨時休校やイベントの自粛が広がる中で旅行マインドの低下が起き、今後国内路線にも影響が出る見込み。
海路もクルーズ船の寄港キャンセルが続いている。OCVBは、現時点で寄港が予定されているクルーズ船についても、日程が近づくとキャンセルになる可能性があると見ている。