「私たちにできることをしよう」 子ども食堂休止で平日に100食を無償提供 那覇市の居酒屋、食材提供を呼び掛け


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弁当の食材提供を呼び掛ける「ちねんや~」の高里孝朗店長(後列右)=4日、那覇市泉崎の同店

 新型コロナウイルスの感染拡大で子ども食堂などが一部休止していることを受け、那覇市の居酒屋「ちねんや~」が、近隣市町村の子ども食堂などを通し自宅待機する子どもたちに弁当を無償提供する取り組みを6日から始める。同店の高里孝朗店長は「余った食材があれば提供してほしい」と協力を呼び掛けている。

 ちねんや~も月1回、子ども食堂を開いている。各地の子ども食堂が休止しているとの記事を見て「私たちにできることをしよう」と弁当作りを決めた。那覇市の休校期間中、長くて春休みに入るまで平日昼の弁当を提供する。需要に応じて作るが、100食を目安としている。

 弁当は各子ども食堂スタッフに同店まで取りに来てもらう予定。那覇市社会福祉協議会も各子ども食堂との仲介や食材提供の呼び掛けなどに協力している。

 高里さんは「この取り組みが各地に広まってほしい」と期待している。食材提供の申し込みは同店(電話)098(862)8833。