【ボリビア】日本語指導の方法学ぶ 合同研修会に18人参加


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日本語教師合同研修会に参加した教員ら

 ボリビア日本語研究委員会主催による「日本語教師合同研修会」が2月25日、オキナワ移住地のオキナワ第一日ボ学校で行われた。レベルに差があるクラスの指導をテーマにした研修に、サンタクルス日本語普及学校、サンファン学園、オキナワ第一日ボ学校、ヌエバ・エスペランサ校の教員ら18人が参加した。

 沖縄県から海外青年ボランティアとして派遣されている兼島英未教諭が「読解指導」について講義し、物語文と説明文の国語的な読み取りの仕方を説明した。

 物語文は、教材「くじらぐも」の全8時間分を大まかに説明し、教師らは子どもになったつもりで絵の並べ替えをした。

 説明文は、教材「たんぽぽのちえ」を使い、文章構成の捉え方を説明。日本語能力試験の読解文の解き方につなげる方法を伝えた。

 その後、日本語能力試験のレベル別に分かれ、実際の問題を基に話し合い、解き方のこつやテクニックなどを情報共有した。

 参加した教員らからは「新たな指導方法を覚えることができ、有意義な時間だった」などと感想があった。

(安里玉元三奈美通信員)