【ボリビア】夢へのヒント学ぶ お仕事広場 生徒ら職業体験


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 子どもたちにさまざまな職業を体験してもらおうと、オキナワ日ボ協会文化会館で2月15日、「オキナワお仕事広場(JICA、オキナワ移住地の共同開催)」が行われた。

メーカーの仕事について学ぶ生徒ら
医療の仕事について学ぶ生徒ら

 オキナワ移住地のオキナワ第一日ボ学校、ヌエバ・エスペランサ日本語学校を含むサンタクルス県内の日系日本語学校4校の6年生から高校生まで106人が参加した。

 生徒らは、医療、デザイン、農業など10職種のブースを移動して仕事を体験。仕事の内容とどうやってその仕事に就けるのかを学んだ。医療のブースでは肺の仕組みや血管を探して注射を打つ模擬体験をした。デザインのブースでは、啓発活動のポスター作りを体験した。

 参加した生徒らは「これから先を考えることにつながった。こういった教育をもっと受けたい」などと話した。オキナワ第一日ボ学校の卒業生で進路教育のブースを担当した比嘉成美さんは「学生時代の経験を基に、将来の夢を見つけるヒントを話した。ボリビアの子供たちが夢を大きく持って、世界に羽ばたいていってほしいので、少しでもその力になれたらうれしい」と話した。

 沖縄県からの派遣教諭で企画に関わった青年海外協力隊の山里将平さん(28)は「卒業生や農業組合など現地の日系人に関わってもらった。日系人の強みを生かした将来の設計を考える機会になってほしい」と話した。

(安里玉元三奈美通信員)