【ロサンゼルス】勇壮演舞で会場魅了 琉球國祭り太鼓ロス支部25周年


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勇壮な演舞を見せた琉球國祭り太鼓ロサンゼルス支部の創立25周年記念コンサート

 琉球國祭り太鼓ロサンゼルス支部(西岡光毅支部長)は創立25周年を迎え、トーランス市のアームストロング・シアターでこのほど記念コンサートを開催した。会場は500人以上の観客で満席となった。10歳から49歳までのメンバー65人が出演し、勇壮な演舞を見せた。

 記念公演のテーマは「ガジュマル」に例えられ、四半世紀の歩みを「ガジュマルの木はたくさんの根や枝に支えられて育ち、寿命の長い木として知られている。ロサンゼルス支部もガジュマルの木のようにたくさんの方々に支えられて、25年間歩み続けてきた」と紹介された。

 主要メンバーらは支えてくれた人たちに感謝すると共に、次世代への継承に向けて「メンバー一同、太鼓の鼓動を打ち鳴らす」と張り切った。

 出演はロサンゼルス支部のメンバーを中心に、沖縄から宮古島のメンバーも参加。ボリビア、ブラジル、ペルー、メキシコ、アルゼンチンといった中南米や、米テキサス州、オハイオ州などからも集まった。

 北米沖縄県人会芸能部・真境名本流愛元の会、玉城流冠扇会与那嶺恵子琉舞道場、石原春雄琉球民謡研究所が琉球舞踊や民謡で賛助出演し、花を添えた。

 公演を見た奄美出身の西本和彦・美代子夫妻は「リズム感と音響のすばらしさに感動した」と感想を語った。

(当銘貞夫通信員)