イベント会社損失1400万円 新型コロナ、芸術活動に影響


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 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、政府が最初にイベントや公演の自粛を要請した2月26日から3月15日までの影響について、琉球新報は22日までにイベント関連会社や県内の劇場などを対象にアンケートを実施した。対象期間の損失額は、イベント関連会社5社が計約1412万円、劇場13カ所が計約594万円、ライブハウス4カ所が計約332万円だった。中止になったイベント件数はイベント関連会社が68件、劇場が81件、ライブハウスが20件だった。

 アンケートは14日から19日にファクスやメール、電話で実施。対象期間中にイベントが予定されていなかった劇場は2カ所だった。

 劇場とライブハウスは損失の割合が最大なものとして、外部の団体や個人に劇場を貸した際に発生する貸劇場料の損失を挙げる回答が多く見られた。回答金額に音響や照明の使用料を含んでいない劇場もあり、実際の損失はさらに膨らむと思われる。

 「チケットの売り上げだけで約600万円の損失がある」と答えた県内のイベント運営会社の担当者は「3月は全公演が中止。4月もほぼない状態だ」と先を見通せない現状に肩を落とす。「仕事がない人には自宅待機をしてもらっている。5月以降も同じ状況が続けば、会社の存続も厳しくなる」と嘆息した。(藤村謙吾)