沖縄県は23日、南部保健所管内在住で那覇市内のホテルに勤める外国籍の20代男性が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。県内発生は4例目で、県内在住者で感染確認は5人目。20代男性は3月5日から14日までベルギーに渡航歴があり、18日から発熱を訴え医療機関を受診。自宅療養していたところ検査で陽性反応が出た。
県内では2月20日に3人目の新型コロナウイルスによる肺炎患者が発生して以降、感染は確認されていなかったが、20日にスペイン旅行から帰国し沖縄に戻った10代女性が成田空港の検疫所による検査で感染が判明した。
今回感染が確認された20代男性はこれまでの感染者やクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客との関連性はない。感染確認を受け県は危機管理対策本部会議を開き、対応について協議している。【琉球新報電子版】