沖縄県内の小中学校は24日、修了式のピークを迎え、半数以上に当たる小学校164校、中学校82校で修了式があった。
豊見城市立ゆたか小学校(宮平やすみ校長)では、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため体育館での全体集会を取りやめ、校長が教室の児童に向けて校内放送であいさつする異例の対応を取った。3年3組の教室では児童31人が担任の宮城福太郎教諭から元気よく「よい子のあゆみ」を受け取った。
比嘉規琥(きとら)さんは3年生の思い出を「学習発表会で鉄琴をうまく演奏できたこと」と満面の笑みで話した。1年間で233冊の本を読んだという外間果莉奈さんは「4年生では図工か読書クラブに入るのが楽しみ」と新学期に期待を膨らませた。
県内では25日までに全小中学校で修了式が開かれ、春休みが始まる。【琉球新報電子版】