沖縄5例目のコロナ感染者は東京在住 来県後に発熱 台湾に渡航歴


この記事を書いた人 問山栄恵
新型コロナウイルスの顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は24日、那覇市内に滞在していた東京都在住の40代男性が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。県内発生は5例目。40代男性は台湾に渡航歴があった。

 男性は台湾に3月7~9日、滞在。同18日に東京から来県し、発熱したため同日県内医療機関を受診した。発熱や下痢症状が続いたため保健所と相談し、21日に再び医療機関を受診して検査したところ、陽性反応が出た。今後感染症指定病院に入院する予定。

 沖縄県内では2月20日に3人目の新型コロナによる肺炎患者が発生して以降、感染は確認されていなかったが、3月20日にスペイン旅行から帰国し沖縄に戻った10代女性が成田空港の検疫所による検査で感染が判明した。23日にもベルギーに渡航歴のある南部保健所管内在住で那覇市のホテルロイヤルオリオンに勤める外国籍の20代男性の感染が確認された。今回感染が判明した40代男性はこれまでの感染者やクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客との関連性はない。感染確認を受け、県は危機管理対策本部会議を開き、対応について協議している。【琉球新報電子版】