「一緒に遊べて楽しかった」 沖縄県外企業提供の和菓子キット 北谷の子どもら笑顔で創作


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練り切りを手でこねて和菓子作りに挑戦する子どもたち=2日、北谷町美浜

 【北谷】琉球新報社とNexSeed沖縄校が実施している「りゅうちゃんランチサポート」に賛同した企業の輪が県外にも広がっている。wacle(東京都、山本援社長)は2日、和菓子キット「さわってつくってたべる絵本」100セットを提供した。同日、北谷町美浜のカフェ「呼吸珈琲」に15セットが届けられ、春休み中の子どもたちが和菓子作りに挑戦した。りゅうちゃんランチサポートは3日で終了する。

 和菓子キットは、三重県の老舗和菓子店「大徳屋長久」と人気インスタグラマー・つむぱぱさんがコラボレーションした体験型絵本で、子どもたちに和菓子に親しんでもらおうと開発された。絵本を読みながら、付属の練り切りやあんこで和菓子作りを体験できる。

 子どもたちは練り切りやあんこを手でこね、「難しい」「工作みたい」と初めての和菓子作りを楽しんだ。同町立北谷第二小学校4年の親里和紘さん(10)は「思ったより上手にできた。友達と一緒に遊べて楽しかった」と笑った。

 山本社長は「子どもたちにとっての楽しみが減っている中で、少しでも喜んでもらえたらうれしい」と話した。