社会

あの世のお金「ウチカビ」 製造最盛期 沖縄・清明祭シーズンで

清明祭に欠かせない「ウチカビ」の製造に励む従業員=3日、うるま市田場の昭和製紙(大城直也撮影)

 沖縄で清明祭(シーミー)やお盆に欠かせない、あの世のお金「ウチカビ」(打ち紙)の製造が最盛期を迎えている。県内で唯一、ウチカビを製造する昭和製紙(うるま市)の工場では3日、従業員が手際よく束をまとめて仕上げていた。

 専用の機械で「鳩目銭」の型を押した紙がゆったりとしたリズムで裁断されていく。3月だけで11万束(1100万枚)を生産し、現在も毎日27万枚ほどを製造。県内各地に向けて出荷している。

 「ご先祖さまの造幣局ですね」と笑顔で話すのは、取締役営業部長の屋嘉比康邦さん(67)。新型コロナウイルスの影響でシーミーを取りやめる動きもある。「お墓に行けなくても、自宅の仏壇前でウチカビを燃やしてほしい。それだけでもご先祖さまは喜ぶはず」と語った。



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