宮古島市が臨時休校を発表 7日から20日まで 始業式・入学式も延期


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会見で臨時休校を発表する宮古島市教育委員会の宮國博教育長=6日午前、宮古島市役所城辺庁舎

 【宮古島】新型コロナウイルスの感染拡大が全国で続く状況を受け、宮古島市教育委員会(宮國博教育長)は6日午前、会見し、市立の幼小中学校を7日から20日まで臨時休校にすると発表した。始業式・入学式も延期する。21日から再開を予定しているが状況をみて判断する。期間中は給食の提供はない。

 宮古島市では現在、感染者は確認されていない。春休み期間に県外や国外に旅行した児童生徒や保護者、また県外からの転入生や保護者が感染している可能性もゼロではないとして判断した。宮國教育長は「園児、児童生徒の健康を第一に考え、臨時休業措置に理解いただきたい」と述べた。

 学校と保護者に対して「休業措置は感染防止のためだという趣旨を園児、児童生徒に理解させて人の集まる場所などへの外出を避け、自宅で過ごすよう周知徹底をはかってほしい」と呼び掛けた。

 再開後、仮に感染している児童生徒や教職員が出た際には、市内すべての小中学校を休校にすることも決めた。また給食調理場の職員で確認されたら当該地域の給食は停止する。

 宮古島市のほか、6日午前11時までに石垣市と宜野湾市が小中学校の臨時休校を決めた。【琉球新報電子版】