「一人一人が努力を」 医師会、沖縄県民に注意喚起


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 沖縄県医師会は、県内で新型コロナウイルスの流行が始まっていることを受け、7日、県庁記者クラブで記者会見を開いた。安里哲好会長は「(今後は)感染者の人数が倍増していく可能性がある。一人一人がうつらない、うつさないように努力してほしい」と県民に対策の徹底を求めた。

 県医師会の県民への呼び掛けは(1)発熱や咳など風邪の症状がある人は発症後1週間は外出しない。症状が長引く場合は医療機関に電話で相談する(2)東京、大阪、福岡など流行地域から帰省した人は2週間程度、外出を控える。毎日体調をチェックし、症状があれば保健所に相談し指示に従う(3)密閉空間、密集場所、密接場面を避ける。歓迎会など多人数の宴会は必ず延期する(4)買い物のレジなど不特定多数が集まる場所では互いに手が届かない程度に間隔をあける。外出から戻ったら手洗いをする。高齢者や持病がある人はできるだけ外出を控える―など。

 また、PCR検査は医師が必要と判断する人に実施できる体制がとられていると説明。医療機関に殺到せず、まず保健所に相談した上で指示に従って行動するよう求めた。

 安里会長は「若い人の行動自制とうつさない努力、高齢者のうつらない努力が必要だ」と訴えた。