神の島・久高「存続かかわる」 来島自粛を要請 大東島も コロナ感染防止


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沖縄の昔ながらの風景が残り、多くの観光客が訪れる久高島=南城市

 【南城】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、沖縄県南城市の久高島は7日、観光客らに対し入島自粛を求めた。久高島の外間長裕区長によると入島自粛は「島に入ることを規制するものではない」とするものの「高齢者が多く、十分な医療体制が整っていないので、感染者が確認されれば、島の存続に関わる。自粛してほしい」と危機感を示した。

 自粛要請期間は8日から30日まで。感染状況によっては変更する可能性がある。

 変更の際は久高島の公式サイト「久高のシマ時間」で伝える。ホームページのアドレスはhttps://kudaka-island.com/

 

 

南大東村 村観光協などに来島自粛を要請

 【南大東】南大東村は6日、新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・仲田建匠村長)の第3回会議を村役場で開いた。国内外で感染が拡大する中、村観光協会に観光客の来島自粛を、村商工会にビジネス客などの不要不急の来島自粛を要請した。宿泊施設も4月は受け入れない方向。

 同村は遠隔離島で医療資源が限られ、PCR検査もできないため、感染が広がった場合、医療崩壊につながる可能性があり、危機感を強めている。感染防止策としてマスクの着用、手洗い、「密閉」「密集」「密接」の3密を避けるよう呼び掛けている。
 (池田羊子通信員)