保育士試験の前期筆記中止 沖縄県、コロナ感染拡大で


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 沖縄県は4月18、19日に実施予定の「保育士試験(前期)筆記試験」について、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ中止すると6日、発表した。県内の申込者数は964人。試験の実施機関である全国保育士養成協議会が受験手数料の取り扱いなどを含め、今後の対応を検討中。沖縄を含め39都道府県が6日現在、中止を決めている。

 県によると、県内の感染者数が増加傾向にあることや受験者の安全確保、二次感染リスクを考え中止を決めた。2019年4月1日現在、県内の保育士不足数は314人。名渡山晶子県子ども生活福祉部長は「感染拡大防止のためやむを得ない決断となった」と説明した。