子どもたちに無償で弁当1300食 「ちねんや~」那覇市から感謝状


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城間幹子市長(左から3人目)から感謝状を受け取るちねんや~の高里孝朗店長(同2人目)=7日、那覇市役所(同市提供)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、子ども食堂などが3月に一時休止した際、子どもたちに無償で弁当を提供した沖縄県那覇市泉崎の飲食店「ちねんや~」に対し、市は7日、感謝状を贈った。

 城間幹子市長は「1人の考えがいろんな人をつなぎ、子どもたちの幸せへつながった。まさに協働によるまちづくりだ。ちねんや~の活動がいろんな形で社会に波及することを期待しながら、行政も応援したい」と述べた。

 ちねんや~の高里孝朗店長は「民間と行政が協力すれば、もっと明るい未来がつくれる。引き続き(協力を)お願いしたい」と話した。県内の感染者が増え、市中感染の発生が指摘されていることから、今回の休校期間中の弁当配布は未定という。その上で「何か協力できることがあればしたい」と話した。

 ちねんや~は3月6~13日の週末を除く計6日間、自宅待機する子どもたちに計1303食の弁当を提供した。市社会福祉協議会なども協力した。