中小企業支援で積極案内を 石垣市議会 新型コロナ感染拡大防止で意見書可決


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自主判断による欠席で、空席が目立った石垣市議会=10日、市議会

 【石垣】新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、石垣市議会(平良秀之議長)は10日午前の臨時議会で、感染拡大防止対策の強化を求める意見書を全会一致で可決した。2週間以内に島外に出た議員は自主判断で欠席し、22人のうち定足数(11人)をわずかに超える13人の出席にとどまった。

 議会事務局によると、欠席した9人に体調不良者はいない。

 意見書は「市で感染者が出るのは時間の問題とも言われており、極めて重大な局面を迎えている」とした上で、八重山での医療体制計画の迅速な情報開示や市内でのPCR検査実施、水際対策の徹底や中小企業への支援策の積極的案内など9項目を求めた。宛先は県知事や県議会議長など。

 臨時議会は、市役所新庁舎建設に関する工事請負契約について審議・議決するために招集されていた。【琉球新報電子版】