地域

友情のマスク2万枚 中国から沖縄・南城市へ"お返し"

江陰市から託された医療用マスク2万枚を南城市民に贈る「徐葆光の道を歩もう会」の津嘉山朝祥会長(前列右から2人目)ら=3日、南城市商工会

 【南城】沖縄と中国の交流事業を展開する「徐葆光(じょほこう)の道を歩もう会」(津嘉山朝祥会長)は3日、南城市と国際友好交流都市を結ぶ中国・江蘇(こうそ)省江陰(こういん)市人民政府から託された医療用マスク2万枚を市の医療施設関係者らに贈呈した。同日、南城市商工会で贈呈式が開かれた。
 中国で新型コロナウイルスの感染が拡大した2月中旬ごろ、会員らが400枚のマスクを集めて江陰市に贈った。翌3月には江陰市から「感染予防のために南城市民に最も安全な医療用マスクを提供したい」と段ボール20箱分のマスクが届いた。

 段ボールには「南城頑張れ!」と書かれている。同会の鄔揚華(ウヤンファ)副理事長によると「外出する時も帰る時も、互いに友人のように接して共に見守り助け合おう」という意味が込められている。津嘉山会長は「江陰市からの熱い気持ちを受け取ってほしい」と笑顔で語った。

 マスクは、同市の前市長で、2016年に江陰市と友好都市を締結した古謝景春さんが受け取った。「心温まる気持ちに感謝したい」と話した。医療用マスクは市内にある8カ所の医療施設や福祉施設などに贈られる。

 江陰市は当初、「徐葆光(じょほこう)の道を歩もう会」を通じて南城市にマスク寄贈を打診した。市は3月12日にマスク寄贈についてメールを受けていたが「関係課との調整に時間を要した」として24日まで一度も返信していなかった。

 一方、ツイッターや古謝さんのフェイスブックに、市がマスク寄贈を「断った」とする記述あるが、市が寄贈を拒否する返信をした事実はない。
 江陰市は南城市からの返信がなかったため、同月20日に古謝さんへマスクを発送した。

 23日の3月市議会定例会では運天貴也市議から同件の真偽について問う緊急質問の動議が提案されたが、採決の結果否決され、質問されなかった。
 南城市と江陰市は、古謝氏が市長だった2016年に友好交流都市の締結をしている。



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