介護福祉士試験に21人が合格 養成校初指定の真和志高校卒業生


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介護福祉士の試験合格を喜ぶ(左から)長嶺卓弥教諭、田中友梨さん、町田高彰さん、比嘉悠太さん、黒島直人校長 =3月25日、那覇市の真和志高校

 3月に真和志高校のみらい福祉科を卒業した21人が国家試験の介護福祉士試験に合格した(合格率62%)。同科は県内で初めて厚生労働省の介護福祉養成校として指定を受け、2017年からスタートした。卒業1期生の34人中、24人が就職し、10人が進学する。

 3年間の在学中に福祉専門科目を1820時間、60日間の介護実習を終えた。試験前の夏休みや土日も勉強時間に充て、1月26日の国家試験に挑んだ。合格者を代表して比嘉悠太さん(18)、田中友梨さん(18)、町田高彰さん(18)の3人が報告した。

 介護・複合老人施設に就職する比嘉さんは「資格をお世話になった人のために使いたい」と笑顔を見せた。県内の看護専門学校に進学する田中さんは「学んだ介護の技術を看護でも生かしたい」。介護老人施設に就職する町田さんは「最初は試験の点数に伸び悩んだが、諦めないで勉強し合格できて良かった。将来はケアマネジャーを目指したい」と夢を語った。

 合格者は次の通り。(敬称略)
 翁長泰輝、恩納一士、白石慶志郎、仲村渠常翔、西平海空、比嘉光平、比嘉悠太、町田高彰、伊佐華麟、上江洲友菜、大城江利奈、大城侑菜、親川陽世、田中結衣、田中友梨、豊里桜、中村萌那、比嘉愛海、比嘉晴海、又吉花親、山城あいり。