沖縄県内22市町村で幼稚園、こども園が休園


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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、10日までに沖縄市や宜野湾市など県内22市町村で公立幼稚園(こども園)が休園している。那覇市など19市町村は休園していないが、登園自粛を要請したり、できるだけ家庭保育にするよう協力を求めたりしている。休園中の自治体のうち14市町村は預かり保育を受け付けている。預かり保育は時間帯や弁当持参などの条件が市町村によって異なる。

 休園期間は与那国町が15日まで、東村などが17日まで、金武町、与那原町などが19日まで。沖縄市、宮古島市などが20日まで。宜野湾市などは21日、石垣市などは22日まで、中城村は23日まで、多良間村は24日までを予定する。

 休園中の預かり保育を受け付けているのは宜野湾市や沖縄市、石垣市などだが、できるだけ家庭保育にするよう文書などで協力を依頼した。北谷町と中城村などが預かり保育利用者に弁当持参を求めた。

 那覇市の公立こども園は休園していないが、家庭保育が可能な世帯は登園を自粛するよう要請した。一時預かりは停止している。市は公立以外のこども園などに開所を依頼した。

 休園していない市町村も今後の状況によって休園を検討する。読谷村の担当者は「感染がさらに拡大した場合、小中学校などの休校措置とすり合わせて対応を検討したい」と話した。