「辺野古新基地建設を造らせないオール沖縄会議」は13日、県庁で会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、5月ごろまで抗議行動を休止する方向で調整を進めていると発表した。
14日の幹事会で最終確認し15日から休止する。米軍キャンプ・シュワブゲート前の定期的な見回り行動などは続ける見通しで、全ての抗議行動を止めるわけではないという。一方、沖縄防衛局は工事を続ける意向を示した。
ゲート前などの現場では、警備員らが肩を寄せ合う距離に並び、市民らに大声を上げるなどしている。オール沖縄会議と県選出の国会議員でつくる「うりずんの会」は同日、沖縄防衛局を訪れ、ウイルスの感染予防のために工事停止などを要請した。防衛局の梅谷晋平調達計画課長補は「受注業者から工事中止の意向は受けていない」と述べ、工事は継続するとした。
オール沖縄会議の照屋義実共同代表は「緊急事態宣言を発している中で耳を疑う」と憤った。