国頭、大宜味、東の3村がキャンプ自粛要請 新型コロナ感染拡大防止


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 【北部】新型コロナウイルス感染拡大防止のため政府が全国に緊急事態宣言を出したことを受け、沖縄県本島北部の国頭村、大宜味村、東村の3村は17日、自然体験やキャンプなどでの来村自粛を呼び掛ける声明を発表した。ゴールデンウイークに向け、やんばるでの自然体験などのため多くの人が毎年押し寄せるが、医療体制が限られていることなどから新型コロナウイルスの終息まで3村への移動や地域住民への接触を控えるよう呼び掛けた。

 同日、大宜味村の道の駅おおぎみで、當山全伸東村長、知花靖国頭村長、宮城功光大宜味村長、屋我浩美国頭地区行政事務組合消防本部消防長が会見し、声明を発表した。3村では既にほとんどの民泊やキャンプ場などは臨時休業しているが、週末は海岸沿いなどでキャンプをするやんばる地域以外からの来村者も多いという。

 大宜味村の宮城村長は「終息した際には、またやんばるの地を訪れてほしい」と話した。【琉球新報電子版】