【沖縄】新型コロナウイルスの影響で小中学校が臨時休校となる中、沖縄市胡屋に本店を構える味自満チェーン(伊礼門清吉社長)は17日、市内のひとり親世帯や困窮世帯の子どもたちに、無料の弁当を届けるサービスを始めた。
同日、本店前で出発式を開いた。廣瀬強部長は店を当面休業するが、伊礼門社長を中心にスタッフでできることを考えたと経緯を説明した。
「こういう時期だからこそ、子どもたちにおいしい弁当を食べてほしい」と強調した。
県内で展開する6店舗の調理担当者が輪番を組み、5月6日まで1日約85食をつくる。
取引業者の厚意で寄せられた食材などを活用する。弁当は福祉文化プラザへ届けられた後、市社会福祉協議会など関係機関の職員が対象家庭に届ける。今後、調整しながら1日200食を目指すという。
激励に駆け付けた桑江朝千夫市長は、味自満チェーンが長年にわたり子どもの支援活動に貢献していることに触れ「大変、感動している。市民を代表してお礼を伝えたい」と語った。
(当銘千絵)