【浦添】沖縄県浦添市立仲西中学校内にある「仲西夢サポートセンター」は子どもの居場所として、子どもたちに10~15食の朝食提供などの支援をしている。20日には、休校中の児童生徒の昼食を支援する「おきなわこども未来ランチサポート」(琉球新報社、NexSeed沖縄校主催)から提供された飲み物なども子どもたちへ届けた。生徒サポーターの金城喜美代さん(73)は「普段より食材が増えて子どもたちも喜んでいる」と、目を細めた。
仲西夢サポートセンターは2018年10月から支援を開始。月~土曜日に市内の女性ボランティア2人を中心に弁当を作っている。金城さんは生徒たちの“お母さん”的な存在で、弁当作りだけでなく、悩み相談も受ける。時には保護者から子育ての相談を受けることもある。
金城さんらは4月中旬、本紙報道で「ランチサポート」を知った。すぐに応募し翌日食料を受け取った。
現在、新型コロナウイルス感染拡大防止で学校は休校中。金城さんは弁当などを直接子どもたちに手渡しに行く。「子どもの様子も見られるからね。食材だけでもありがたいが、ドリルなどの学習教材もあればなおありがたい」と控えめに話す。
この日、同サポートセンターにパンや菓子などを持って来た、NexSeed沖縄校の富田杏理校長は「これからも一緒に子どもたちをサポートしていきたい」と語った。