新型コロナウイルス感染症に関する沖縄県独自の緊急事態宣言が出されたことなどを受け、那覇市は21日、市内の保育園など教育保育施設と放課後児童クラブ(学童保育)で23日から通常保育を休止し、医療従事者らや特別な事情のある世帯の子どもに限定した「特別保育」を行うと発表した。急な通常保育の休止による影響を緩和するため、25日までは柔軟に対応する。特別保育の期間は5月6日までの予定。
市内の教育保育施設は242施設で、約1万4千人の園児が通っている。
特別保育の対象は保護者全員が(1)医療など社会生活維持に必要な業務の従事者(2)社会福祉施設などの従事者(3)ひとり親世帯など真にやむを得ない事情のある人―に該当し、かつ休暇取得が困難な場合とした。
認可保育園や認定こども園などに限らず、認可外保育園や私立幼稚園にも同様の対応を依頼する。