辺野古設計変更申請 名護市長「県が適正に審査」 宜野湾市長は「早めに決めて」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

◆渡具知武豊名護市長

 【名護】名護市辺野古の新基地建設に向け防衛省が県に設計変更を申請したことを受け、名護市の渡具知武豊市長は「申請は公有水面埋立法に基づくものだと認識しており、承認権者である知事において適正に審査などの手続きがなされると考える」とコメントした。

◆松川正則宜野湾市長

 【宜野湾】政府が県に設計変更を申請したことについて、米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市の松川正則市長は21日、市内で報道陣に対し「詳細を確認して対応を考えていきたい」と述べた。

 市議会が昨年9月に辺野古移設促進を求める意見書を賛成多数で可決したことから「市議会とも調整、相談したい」とした。

 松川市長は今後、この件が国と県の裁判に発展する懸念を示した上で、県に対し「(時間を)引っ張るのではなく、(設計変更の承認か不承認か)早めに決めてほしい」と求めた。