「終息してから満喫して」 北部入域の自粛呼び掛け コロナ感染拡大防止で北部市町村会など 


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北部への入域自粛を呼び掛ける(左から)北部地区医師会の上地博之会長、北部市町村会の當眞淳会長、北部地区医師会の宮里達也副会長=23日午後1時半ごろ、名護市の北部会館

 【北部】北部市町村会と北部地区医師会は23日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間レジャーや観光目的での北部地区入域自粛を呼び掛けた。北部の住民に対しても中南部への不要不急の出域を控えるよう求めた。高齢者の割合が高い北部地域では「週末や連休などには感染者の多発している中南部から若者や家族連れが北部の自然を求め訪れている現状に、住民はとても大きな不安を感じている」とし、行楽客が増えるゴールデンウイーク前に声明を発表した。今後、北部市町村が設置する公園や公衆トイレなどは原則閉鎖する。

 同日午後、名護市の北部会館で北部市町村会会長の當眞淳宜野座村長、北部地区医師会の上地博之会長、宮里達也副会長が会見。當眞会長は「終息した際には北部地域やんばるを訪れ、自然を満喫していただきたい」と語った。上地会長は「北部地区では医療提供体制が十分とは言えず、一旦クラスターが発生すると医療崩壊につながりかねない。他地域からの入域は控えてほしい」と理解を求めた。【琉球新報電子版】

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