ソフトウエアなどを開発するオキコム(宜野湾市、小渡玠社長)は、沖縄県内の新型コロナウイルスの感染状況を地図やグラフで可視化した「沖縄コロナ感染状況マップ」をインターネットで公開している。
沖縄県が発表する感染情報を基に、どの地域で患者が発生しているかという分布や、患者の属性などの情報を地図に落とし込んだ。入院治療と自宅療養それぞれの患者数の現状や、病床利用状況、感染経路、PCR検査数などもグラフ化し、最新の情報に随時更新している。
同社は地理情報システムの企画、開発などを行っている。当真嗣昭システム開発部長は「県の発表資料には多くの情報が載っている。これを視覚的にパッと見て分かるようにすれば、さまざまな分析ができると考えた」と話す。患者が入院解除となったり、感染経路不明だった患者の感染経路が判明したりするなど、県から新たな情報が発表されるたびにマップも更新される。新たな機能も連日追加している。
当真部長は「今は自治体がオープンデータ化しているし、ツールも進歩しているので、リアルタイムで細かく知ることができる。状況把握に役立ててほしい」と期待した。
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