辺野古抗議中止 5月末まで延長


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する「辺野古新基地建設を許さないオール沖縄会議」は28日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、米軍キャンプ・シュワブゲート前での抗議行動の中止を5月末まで延長すると発表した。6月以降は未定で、5月28日までに判断する。

 すでに4月15日から行動中止を呼び掛けている。休止期間を5月6日までと区切っていたが、感染状況の収束が見通せず中止継続を決めた。北部市町村会や同地区医師会が地域への訪問・移動自粛を呼び掛けていることなどを勘案した。現場の状況確認は続ける。

 4月16日には建設事業に携わっていた1人の感染が確認された。受注業者の意向を受け、防衛局は翌17日から工事を段階的に止めている。オール沖縄会議の福元勇司事務局長は「平和・人権を守る観点から行動自粛を決めた。防衛局も何が何でも造る姿勢をやめてほしい」と工事を再開しないよう求めた。