公明県本、県議選2予定候補の公認取り消し 那覇と浦添 コロナ拡大で運動できず


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投票箱に1票を投票する有権者

 公明党は30日午前、都内で中央幹事会を開き、6月7日投開票の県議選に出馬を予定している現職の金城泰邦氏(50)=浦添市区=と新人で那覇市議の糸数昌洋氏(59)=那覇市・南部離島区=の公認を取り消すことを決定した。新型コロナウイルスの感染拡大で選挙に向けた運動ができないと判断した。一方、県本代表で5期目の金城勉氏(68)=沖縄市区=と幹事長で4期目の上原章氏(64)=那覇市・南部離島区=は予定通り出馬する見通し。

 幹事会終了後、北側一雄中央幹事会長は記者団に「県本部と2人が協議を重ねてきた上での苦渋の判断だ」と述べた。県議選をめぐっては新型コロナウイルス感染拡大に伴い、予定候補者の多くが街頭演説や個人演説会など有権者と直接接する機会となる政治活動を自粛する動きが強まっている。【琉球新報電子版】