人材派遣センターオキナワ(當山司社長)は、ウェブを活用したeラーニング教材の無償提供をこのほど始めた。新型コロナウイルスの感染拡大による影響で休業する企業も増えていることから、休職中の従業員のスキルアップに活用してもらおうと利用を呼び掛けている。
売り上げの急減などで休業した企業の従業員などが人材派遣センターオキナワに登録し、IDとパスワードの割り当てを受ける。受講する内容は、マネジメントスキルや英語力向上、資格取得の勉強など全236種類の中から、企業が従業員に受けさせたいものを選ぶ。インターネット環境さえあれば場所や時間を選ばず受講できる。
提供するのは日本人材派遣協会のeラーニング教材で、1人当たり数百円程度の料金を人材派遣センターオキナワが負担する。島袋淳取締役営業部長は「これまでは忙しくてスキル習得に時間をかけられなかった企業も多い。現在は新型コロナで集合研修が難しくなっているので、ぜひ活用してほしい」と話した。【琉球新報電子版】