食事に困っている子どもたちへ ブランド肉販売の企業が無償で弁当を提供 月、木、金に1日30食限定 


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子どもたちに弁当と笑顔を届ける「おきなわポークビレッジ」のスタッフら(同社提供)

 【読谷】新型コロナウイルスの影響で臨時休校が続き、食事に困っている子どもたちを支援しようと、ブランド肉「紅豚」を販売する読谷村のがんじゅう(桃原清一郎社長)が、村内の子どもたちへ無償で弁当を配布している。18日までの月、木、金曜の週3回、1日30食限定で、申し込みは村への事前予約で受け付ける。

 弁当は、同社が運営するレストラン「おきなわポークビレッジ」で手作りされ、食材も紅豚や県産野菜を使い栄養バランスまで考慮する。子どもの居場所支援員が希望世帯へ配達する。

 豚の生産から手掛ける桃原社長は、今年1月から豚熱や新型コロナウイルスの影響で「会社の運営はトリプルパンチを受けた状態」だと心境を吐露。だが「苦しい時こそ地元の皆さんの力になりたい」と述べ、活用を呼び掛けた。

 弁当の予約は配達希望日の前日午前9時から電話で受け付け、数に達し次第終了する。予約の電話受付は平日のみ。読谷村こども未来課☎098(982)9240まで。