【石垣・宮古】日本トランスオーシャン航空(JTA、青木紀将社長)は6日、石垣―那覇、宮古―那覇路線で貨物臨時便を運航した。新型コロナウイルスの影響による定期旅客便の減便で、島外への出荷ピークを迎える青果物などの輸送を滞らせないための対応。8日までの3日間限定で運航する。
機材はボーイング737―800型機を使用。旅客機だが旅客は乗せず、貨物だけを輸送する。6日の石垣路線ではクロマグロ(本マグロ)や車エビ、パインなど、満載となる計4・5トン分の荷物が積み込まれた。各日とも同程度の貨物を搭載する。
9日以降は、行政との運航補助の調整や需要動向を踏まえて判断する。
JTA八重山支社の玉城力支社長は「旅客機での貨物専用輸送は収支的に非常に厳しいが、先島の物流を停滞させるわけにはいかない。多少なりとも地域に貢献できたのではないかと考えている」と述べた。