社会

崖崩れても「避難先ない」 浦添の住民、コロナで親類も頼れず…

高さ約9メートル、幅約9メートルにわたり崖が崩れ落ち、落石や倒木が迫る住宅=8日午前、浦添市沢岻

 6日の大雨の影響で、浦添市沢岻の住宅街で7日に崖崩れが発生し、今後の天候次第で崩落現場が拡大する恐れがある中、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一部住民が避難先を確保できず困惑している。崖に隣接する住民の女性は「梅雨入りも近いし、今の状況では親類にも頼りづらい」と話した。

 災害発生時の新型コロナ感染拡大防止策として、厚生労働省は可能な場合は親戚の家などへの避難を検討するよう、通知している。避難所が過密状態になることを防ぐことが目的という。女性は「コロナの影響が気になって、親戚のところには行けない。自分たちができる対策は取るが、梅雨入りや台風が心配だ」と厳しい状況を明かす。

 浦添市は周辺の35世帯に注意喚起を行っているが、現時点で避難勧告などは出しておらず、避難所は開設していない。崩落の被害が拡大する恐れもあることから、当面は消防による巡回などで緊急時に備え、必要に応じて避難所の設置も行うという。



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス