沖縄「慰霊の日」追悼式は縮小開催 首相出席求めず 16人程度の参加で


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 斎藤 学
慰霊の日の沖縄戦全戦没者追悼式を規模縮小し開催することを発表した玉城デニー知事=15日、県庁

 玉城デニー知事は15日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、6月23日の「慰霊の日」に開催する沖縄全戦没者追悼式は首相の出席は求めず、知事や県議会議長ら県内の招待者のみ16人程度の参加者で規模を縮小して開催することを発表した。

 首相あいさつは沖縄総合事務局長が代読する方向で調整が進められている。会場も平和祈念公園の広場から国立沖縄戦没者墓苑に変更する。児童・生徒による「平和の詩」は休校の影響が懸念されたが、受付期間を再調整するなどして実施する方向で検討している。戦後75年の節目の開催となることから広島市長、長崎市長、国連代表者の招待も予定していたが、メッセージを送ってもらう方向で調整している。【琉球新報電子版】