出前、タクシーがお届け 沖縄・うるま市が独自の支援事業


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 【うるま】沖縄県うるま市は8日から、市内飲食店の料理をタクシーで宅配するサービス「出前タクシー」を始めた。計1500円以上の商品を注文すれば、宅配費用(タクシー運賃)は市が1500円まで負担する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、売り上げが減少している市内の飲食店やタクシー会社を支援するのが狙い。6月末まで。代金は運転手が立て替え、注文者は運転手に支払う。

 うるま市の独自事業で、国の地方創生臨時交付金を活用する。市に事前に登録している飲食店が対象で、随時受け付けている。注文可能な飲食店は15日現在22店舗で、市のホームページから確認できる。

 宅配費用が1500円を超えた場合は差額分を注文者が負担する。市の担当者は、サービスを利用してもらうことで「人との接触機会を減らし、感染拡大防止につなげたい」と話した。問い合わせはうるま市産業政策課(電話)098(923)7611。