政府の緊急事態宣言解除を受け、沖縄県は15日、新型コロナウイルス感染症対策の今後の実施方針を示した。県民に会議の時間や外出の回数などを5分の1に減らすことを求める「沖縄5分の1アクション」は20日まで継続し、21日以降は一人一人が基本的な感染対策をとる「新しい生活様式」の徹底を求める。
県外から県内、県内から県外への渡航自粛については31日まで継続し、6月以降は全国の感染状況などを踏まえ、再検討する。県内離島の往来は、緊急時を除き当面は自粛を求める。その後は各離島市町村の意向を踏まえて対応する。離島航路の減便は渡航自粛状況に応じて対応する。イベントは県が18日に策定するガイドラインに基づき、主催者が自主的な感染防止の取り組みを提示して開催する。社会福祉施設での面会の原則中止は21日以降、感染防止対策を徹底し、必要最小限の範囲で行う。保育所は感染防止策を徹底した上で、15日以降に保育などの提供を依頼する。
沖縄美ら海水族館と首里城公園は当面の間、閉館・閉園し、6月以降に状況を踏まえ開館などの時期を調整する。その他の県管理の施設はおおむね21日から再開する。