バイト減「家賃や学費払えない」 学生ら就活に支障も 「有志の会」調査


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 沖縄県内学生への緊急支援を求める学生有志の会には、新型コロナウイルス感染症の拡大により窮地に陥っている学生から多くの声が寄せられた。アルバイトの収入減で家賃の支払いができなくなった学生や、オンライン授業に対応するための経済的負担を訴える学生など、生活や学業を続けることが困難になっている様子がうかがえる。休校中に図書館など大学等の施設が使えず、オンライン授業も十分とは言えないため、学費の減免を訴える声も多かった。

 3月からバイト代がなくなったという大学生は「車の保険や駐車場代、家賃の支払いが滞っている」と窮状を説明。親も同じように苦しく、援助を言い出せないとして、国や県の金銭的支援を求めた。

 高校生も「アルバイトができないため進学のための学費が稼げない」と、経済的不安を訴えた。

 大学などでは休校中の対策としてオンライン授業が取り入れられているが、通信環境が整っていないため、支援を求める声が上がっている。

 授業参加にマスク着用が義務付けられ、高騰したマスクを購入したという学生もいた。

 学生の声からは、収入の減少や企業説明会などの中止で就職活動に支障が出ている様子もうかがえた。