社会

ひめゆり資料館が全館リニューアルを延期 コロナで工事のめど立たず

ひめゆり平和祈念資料館(資料写真)

 沖縄戦でひめゆり学徒隊として動員された女学生らの歴史を伝える「ひめゆり平和祈念資料館」(糸満市)は22日までに、今年7月に予定する展示の全面リニューアルを延期することを決めた。新型コロナウイルスの影響で県外の展示業者が来県できず、人手や資材繰りなどで工事のめどが立たなかったことが要因という。7月に実施予定のリニューアル工事は数カ月先延ばしとなる予定で、日程を再調整している。

 同資料館は昨年、開館30周年を迎えたことから、周年事業の一環としてリニューアルを計画した。前回2004年のリニューアルから16年が経過し、パネルの劣化などが見られるという。新たな展示について、古賀徳子学芸課長は「より分かりやすい言葉やイラストで表現し、当時の生徒の気持ちを伝える内容を検討している」と説明する。

 普天間朝佳館長は「戦後75年の大きな節目で、より多くの人が関心を持ってくれると期待していたので残念だ。戦争からさらに遠くなった世代への伝え方を議論して作業する。たくさんの方に来館して、ひめゆり学徒のことを知ってほしい」と語った。

 問い合わせは同館(電話)098(997)2100(5月中は午前のみ対応)。



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス