海鮮丼、口中に豊饒の海 おーばんまい食堂(宮古島市)<うちなー味まーい13>


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伊良部の海の幸が堪能できる一番のオススメメニュー「海鮮丼」

 ぷりっとしたカツオにもちもちのマグロ、しっとりしたセーイカ。白米とともに口に運べば口内に幸せの海が広がる。鼻から抜けるしそとのりの香りがさらに食欲をかき立て、気付けば無言でかき込んでしまう。そんな海鮮どんぶりが宮古島にはある。エメラルドブルーの海を貫く伊良部大橋を楽しみながら到着したのは伊良部島の佐良浜漁港にある「おーばんまい食堂」。カツオの切り身を船上から豪快に投げて振る舞う地域の伝統祭り「おーばんまい」にちなんで名付けられた。その名の通り、取れたての海の幸を大盤振る舞いしてくれる。

 十数種あるメニューの中でもお薦めが「海鮮丼(千円)」だ。店長の普天間一子さん(60)は「その日の朝まで大海原で泳いでいたんだから新鮮そのものよ」と胸を張る。

 海鮮丼は佐良浜名物のカツオにマグロの他、その日の水揚げによってさまざまな旬の魚が楽しめる。カツオは臭みが全くない。頬張ると上品な甘みが舌に広がる。セットのみそ汁も魚のアラだしに普天間さん自家製のみそを使った本格派。すするたびに「あ~っ」とうなること請け合いだ。普天間さんは「店に来て、おいしい魚を食べて元気に、笑顔になってほしいね」と笑った。

 営業時間は午前11時~午後2時(ラストオーダー)で火曜定休。宮古島市伊良部前里添1。(電話)0980(78)3119。

「おいしいですよ」と笑う店員の湧川八八美さん=22日、宮古島市伊良部前里添の「おーばんまい食堂」